藍染職人&占い師“島根の平井堅”に会いに島根県安来市へ

 

2019.1.18
 

こんにちは。2019年もよろしくお願いいたします。今年の豊富は「なるだけ笑顔で健やかに過ごす」です。仕事のイライラとかを子どもたちにぶつけてしまうので、もう少し優しくてニコニコしているお母さんを目指したいオイトギです。

年末年始に実家に帰った時に日帰りで島根県安来市に両親と娘たちと甥っ子で行ってきました。米子道を車で走り、2時間半位で安来市に到着。私としては娘たちに日本美の粋を極めて欲しく、まずは足立美術館へ。アートに触れて感性を磨いてほしいという全くもって私のエゴですが。足立美術館は、風靡豊かな日本庭園や、横山大観をはじめとする近代日本画、河井寛次郎らの陶芸、童画などの収蔵品が多数ある美術館。

アートに触れてほしい・・。残念ながら今の所私の想いは全く響いていませんが。

アートに触れてほしい・・。残念ながら今の所私の想いは全く響いていませんが。

美術品は撮影禁止なので庭園の写真しかないのですが、娘たちは林義雄の童画がかわいい、と言っていました。あとは次女が案の定、迷子になりかけたりして、私は美術品をゆっくり鑑賞して日本アートの世界に浸ることはできませんでしたが・・・。行ったという事実があればいいんです!(キッパリ!)
創設者である足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念に基づいて作られただけあって、絵画に勝るとも劣らない素晴らしい庭園でした。春夏秋冬で表情も全くちがっており、雪がつもった冬の庭園が見たいと私は思いました。

横山大観の名作「白沙青松」をモチーフに作られた「白砂青松庭」

横山大観の名作「白沙青松」をモチーフに作られた「白砂青松庭」

自然の山々と人工の庭園との調和が美しい足立美術館の主庭「枯山水庭」

自然の山々と人工の庭園との調和が美しい足立美術館の主庭「枯山水庭」

窓枠が絵画の枠のようになっていてまさに風景画。そして逆光すぎる。

窓枠が絵画の枠のようになっていてまさに風景画。そして逆光すぎる。

芸術を鑑賞した後は、足立美術館の近くに住んでいる大好きな藍染職人天野尚さん(通称あまのっち)の工房へアポなしで突撃!
彼とは以前、日本各地で活動する、地域の特色や技術を生かしながら新しいモノづくりに取り組む若き「匠」をサポートするプロジェクト「Lexus New Takumi Project」https://lexus.jp/brand/new-takumi/)で知り合い、会うのは実は今回2回目!

急にお邪魔したにも関わらず、嫌な顔ひとつせず温かく迎えてくれたあまのっち。両親もとっても素敵な方でお茶まで出してくれました。

あまのっちの「Lexus New Takumi Project」ポスターをバックにパチリ。

あまのっちの「Lexus New Takumi Project」ポスターをバックにパチリ。

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あまのっちの作品。全部素敵。

あまのっちの作品。全部素敵。

天野紺屋は明治から続く糸専業の工房。 糸染めだけでなく、あまのっちは藍の新しい魅力表現する作家「青蛙」としても活躍中!
全身を使って藍染めについて教えてくれるいつも笑顔のあまのっち。藍甕(あいがめ)の中を見せてもらうと、思っていた藍の色とは違い、茶色っぽい。気温や湿度によって全く状態が違うらしい。良い発酵、染めのタイミングは液面にできる藍の花が教えてくれるそう。職人さんは目で見て、藍を舐めて状態を確認するらしく、元気な藍はピリッとして、疲れた藍は酸っぱい味がするとのこと。藍は生き物なのですね。面白い!

人柄がうかがえるとっても素敵な笑顔の持ち主。島根の平井堅!

人柄がうかがえるとっても素敵な笑顔の持ち主。島根の平井堅!

藍甕(あいがめ)。それぞれ濃度が違う。

藍甕(あいがめ)。それぞれ濃度が違う。

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1mらいの深さ。絶対うちの次女落ちる!

1mらいの深さ。絶対うちの次女落ちる!

藍の花(藍色の泡)。

藍の花(藍色の泡)。

すくも。

すくも。

藍液に浸した糸や布を引き上げ、空気に触れさせると酸化して淡い藍色に。この作業を繰り返して色を濃くします。染色の回数によって藍色の濃淡が変わるそう。

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実は藍は古来より多くの効能をもつ薬草として使われており、防臭効果や抗菌作用(抗菌成分トリプタンスリン)もあり、肌の弱い人にも安心して使えるので赤ちゃんの肌着とかにぴったり。あまのっち、一緒に商品開発しようよ〜!笑

あまのっちが説明してくれているのに全く聞かず庭で遊び出す超絶マイペース次女。

あまのっちが説明してくれているのに全く聞かず庭で遊び出す超絶マイペース次女。

像のジョウロにまで砂がギッシリ!はい、ちゃんと片付けましたよ。

像のジョウロにまで砂がギッシリ!はい、ちゃんと片付けましたよ。

あまのっちオリジナルの藍型染めの型。素敵なテキスタイル!

あまのっちオリジナルの藍型染めの型。素敵なテキスタイル!

説明をちゃんと聞く、娘と甥っ子。(次女は相変わらず庭遊び中!)

説明をちゃんと聞く、娘と甥っ子。(次女は相変わらず庭遊び中!)

藍染工房のお隣には機織り工房が。今でも使用している織機は、トヨタの前身の豊田自動織機製のもの。実際にちゃんと動いている織機は全国でも珍しいそう。島根県指定無形文化財に指定されている江戸時代に始まった「広瀬絣(ひろせがすり)」。広瀬絣の特徴は藍染め糸で織り上げる大きな絵柄。独特の技法によって作られ、かつては「広瀬の大柄、備後の中柄、久留米の小柄」と称されるほど代表的な絣だったそうです。

天野紺屋にある安来織りの機織り工房。

天野紺屋にある安来織りの機織り工房。

工房を案内してもらった後は、あまのっちのお母様がお茶と茶菓子を用意してくれていました!なんともありがたい。優しい。嬉しい。幸せ。

突撃訪問なのに、茶菓子までいただく図々しい私たち。

突撃訪問なのに、茶菓子までいただく図々しい私たち。

ヘアゴムはおまけしてくれた・・優しすぎる・・・。

ヘアゴムはおまけしてくれた・・優しすぎる・・・。

普段は藍染職人として頑張っているあまのっちですが、実はライフワークとして、「プロアマノ」という心理学と誕生日占いをあわせた活動を無料でやっています。占いを通してたくさん人に会い、その経験と知見を歌にして一人ミュージカルを開催し、全国まわってその地域の美味しい食べ物をたべるのが最終的な彼の夢だそう。
彼の夢を彼の言葉そのままに書くと、

 「夢は、自分のパフォーマンスを通して、みんなが自分自身のことをもっと好きになってもらうこと。
自分の性格を知ることで、自分のことをもっと許せるようになると思う!だからそれぞれの人のそれぞれの性格の、嫌いなところや、飛び抜けたところを抜き出して、その人が外に出しやすくしてあげるのが僕の仕事だと思っています!でも人のためにしているんではなくて、僕が超絶面白いからです。全国のポケモントレーナーが、ポケモンを集める感じだと思う。
話せば長いけど、自分のことを好きになればなるほど、自分のすべての制作のパフォーマンスも上がってくると思っているよ!
そして人に会えば会うほど、自分のものづくりへの、制限が外れていくように感じているよ。」

 本当に笑顔の素敵な、想いをもった魅力溢れる職人さん。3人息子のパパでもあるので子育ての話もできるので、島根県安来市に行くことがあったら是非あまのっちに会いに行ってみてください。今回私たちは時間がなくて出来なかったので次回は藍染体験したいな。

後ろ髪引かれながらあまのっちの工房を後にし、お昼は、安来節演芸館にあるお食事処「どじょう亭」で。(http://www.y-engeikan.com/04_ryouri.html)お馴染みのどじょうすくい踊り、実は安来発祥。結構生きているのに、まだまだ知らないことが沢山で焦りますね。図書館で「こんなにたくさん本がある・・・。こんなの一生かかっても読めない・・・新しい本どんどん出てくる・・・。追いつかない・・・。」と絶望感に目の前が真っ暗になった小五の夏、文学少女だった頃の仄暗い記憶が・・・。世界は広いですね。生きている間、日々勉強ですね。(無理やりまとめた!)そしてこれまた全く知らなかったですが、ドジョウは実は体に良いみたいですよ。

・ビタミンDが豊富
・カルシウムがうなぎの9倍
・良質なタンパク質
・亜鉛やミネラルが豊富で滋養強壮効果あり

これは食べるっきゃないでしょう!娘たちには「どじょうお子様ランチ」一択!!(その一方天ぷらうどん頼んでいる母であった・・・。)
どじょうの唐揚げをつまむ食いしん坊担当の次女。気のせいか顔がひきつっています。パクリ!「おいしい!」でました〜〜!多分彼女は何食べてもほとんど美味しいんだろうけども。

どじょうの唐揚げ。初めて見ました。

どじょうの唐揚げ。初めて見ました。

さて長女。ドジョウを本気で嫌がる。ドジョウ〜〜?やだぁ〜〜〜〜食べたくなぁい〜〜〜、とアンニュイなサブカル文化系女子のように嫌がる長女。仕方がないので私と両親で食べましたが、普通に白身魚っぽくて美味しかったですよ、ドジョウさん!しかし食べるのを嫌がった割にはドジョウ掬いがしたい!と言ってたんだよなあ・・・。食べるのは嫌でも捕まえたいものなのかな。

この顔!!!唐揚げにされたドジョウさん泣いちゃうよ?

この顔!!!唐揚げにされたドジョウさん泣いちゃうよ?

この後、出雲大社に行きたかったのですが、娘たちもお疲れのようで次回にして帰路につきました。いつも思いたったらすぐ行動してしまわないと気が済まない私なので、付き合ってくれた父と母、そして娘たちに感謝。
あと何回こうやって父と母と出かけられるのだろう。近くにいたらもっと色々連れて行ってあげて親孝行できるのに、と考えると切なくなりました。私と娘たちが元気で笑顔で過ごすことが一番の親孝行なのかもしれませんが、両親もだんだん年老いてきているので色々考えてしまいます。できる限り娘たちを連れて実家に帰って元気な顔を見せてあげよう。

余談ですがしばらくしてから娘たちは足立美術館のことはサッパリ話さないにも関わらず(笑)、藍染のこととか、あまのっちのことを話してくるので、面白い職業の人に会って話をしたりすることが彼女たちにとっていい経験、いい思い出になっているのかな、と。これからも面白い大人たちに会わせて、色んな生き方働きかたを自分で見つけられる手助けをしていこうと思ったのでした。
明日からまた仕事がんばろう〜っと。

車の中で熟睡。おつかれさま。

車の中で熟睡。おつかれさま。

☆オマケ☆

散歩中、落ちていた棒とツーショット。うん、なかなかいい棒。やっぱり棒は子供を魅きつけますね!だって99%拾うもん!(持って帰られても困るので落ちていた場所に戻させましたがね。)

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天野紺屋(あまのこうや)

https://www.amanokouya.com/

創業1870年 代々糸染め専門の紺屋。
藍染めを体験もできます!
(予約はこちら→https://www.amanokouya.com/blank-12
島根県安来市広瀬町広瀬968、営業時間:10:00〜12:00、不定休

■天野紺屋5代目 天野尚 -作家名 青蛙-
幼少の頃から藍色を身近に感じながら育つ。京都の成安造形短期大学で染め織りを専攻し、帰省後 祖父 圭 のもと藍の染め、管理を学ぶ。糸染め専門の紺屋ながら布染めに興味を持ち、布染色の本を先生に試行錯誤を繰り返し「藍型染め」を始める。息子3人のパパ。

■プロアマノ
https://m.facebook.com/proamano/
あまのっちがやっている誕生日占いの結果を調べて統計を取る活動。
(無料。時間は約1時間)


老伽真由美
東京都調布市在住。ハンガリー人のご主人、おませな小学生の長女と食いしん坊の保育園児の次女の四人暮らし。WEB制作会社で子供服のネットショップ、食品ブランディングの企画や運営担当をマルチにこなしつつ、地元を盛り上げる「調布企画組」のメンバーとしても活躍中。

老伽真由美
東京都調布市在住。ハンガリー人のご主人、おませな小学生の長女と食いしん坊の保育園児の次女の四人暮らし。WEB制作会社で子供服のネットショップ、食品ブランディングの企画や運営担当をマルチにこなしつつ、地元を盛り上げる「調布企画組」のメンバーとしても活躍中。