つめたいあさのおくりもの

私が子どもの頃は、

今よりももっと、寒かったのでしょうか。

 

ずっと関東に住んでいますが、

白い息で、ゴジラごっこ

朝の通学時間の氷や霜柱は、めずらしくもなく。

 

車は窓ガラスが凍っているので

しばらく待つか、お湯をかけないと出発できないし・・

 

つららを見ることすら、ありました。

 

 

今、鎌倉に住んでいますが、

娘たちにとって、自然にできる氷は、

身近なものではありませんでした。

 

でも、この絵本を読んでから、

水を張ったボウルや型を外に出し、

氷ができるのを、毎朝、楽しみにしています。

 


さむいさむい、つめたいつめたーい、朝。

 

おもてのバケツに、模様ができてた。

さわってみると、つめたい氷!

 

お日さまにかざすときれい

 

凍った水たまりは、スケート

(でも凍っていない水たまりもある)

 

池の氷の下で泳ぐコイ

 

林の中の氷は、落ち葉つき

 

ひとたび氷に開いた女の子の目は、あちこちにとまり、

次々に「知って」いきます。
 

 

氷自体は、いつでも冷凍庫に入っていて、

日頃触れているものだということ

子どもたち、気がついているのかな?

 

刻々と移り変わる

その冷たさ、重さ、光の具合。

 

自然のつくる氷は、

この時期にしかたのしむことのできない

最高の遊び道具です。

 

飽きる頃には、もう、春が見えてるのだろうな。

 

 

「つめたいあさのおくりもの」

片山令子 文 片山健 絵

福音館書店 ちいさなかがくのとも2018年1月号



 

ことり文庫は、子どもの本と、ゆっくりとおだやかな時間をあつかっています。子どもの本のもつ、あたたかさややさしさや信頼というようなものを大切にしています。

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