あおい目のこねこ

旅立ちの季節。

なみだ涙のお別れは終わり、
今はもう、これから目の前に広がる世界を想像して
わくわくしているのではないでしょうか?

道の向こうは見えなくても
まわりの景色や、足もとの大地をしっかりと見て
まずは元気に進みだしたいですね。





あおい目のこねこが、
ねずみの国を探しに出かけました。

勇んで出かけたものの、
旅は、うまくいかないことばかり。

それでも、こねこは飄々と旅を続けます。

やがて、黄色い目のねこたちの国にたどり着き、
そこに落ち着こうと思った矢先
犬の背中に飛び乗ってしまい、犬の走るまま、また未知の場所へ。





でも、そこに待っていたのは・・・


ちょっと嫌なことがあっても
「なーになんでもないさ」なんてかわせる、鷹揚さ。

仕方のないことは受け入れられる、懐の深さ。

物怖じせずにぐんぐん進み、ひとつのことにとらわれず、
ユーモアがあって、マイペース。

旅の幸運を引き寄せる、この気持ちいい気質のもとには、
きっと、「自信」が根を張っているのでしょう。

何があっても大丈夫と思える、その根拠のない自信は、
子どもが旅立つときには、ぜひとも持たせてあげたいもの。


あおい目のこねこは、言います。

「おもしろいことをしてみよう。
何にもなくても、元気でいなくちゃいけないもの」

さあ、新しい世界へ、しゅっぱーつ!



「あおい目のこねこ」
エゴン・マチーセン 作 瀬田貞二 訳
福音館書店


 

ことり文庫は、子どもの本と、ゆっくりとおだやかな時間をあつかっています。子どもの本のもつ、あたたかさややさしさや信頼というようなものを大切にしています。

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